表現の自由を!
8月1日から、たった3日で「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれたのです
この展示内容は、公立美術館で展示を拒否されたり、公民館だよりの掲載を拒否された作品などが、これまでの経緯とともに展示されていました
展示作品には、「従軍慰安婦」を象徴する「平和の少女像」や、「9条俳句」など
いまの政権に対して批判的なものが含まれています
企画展に対する脅迫電話やメールが相次いだことも問題ですが
河村名古屋市長が、少女像について
「日本の国民の心を踏みにじるもの、即刻中止を申し入れる」「天皇陛下や慰安婦問題などに関する展示の中止を含めた適切な対応を求める」と抗議文を知事あてに提出
「日本国民の心を踏みにじる」というのはどういう意味なのでしょうか
私にはさっぱり分かりません
日本軍は、台湾・朝鮮・中国など日本が侵略した先々で、多くの女性を性奴隷にしたのに
菅官房長官も
「事実関係を確認精査して適切に対応をしたい」と、企画展への補助金の交付をとめることを示唆しました
私はこのニュースを知って、とてもショックでした
歴史をどうみるのか、さまざまな立場で違いはあっても、意見表明などは自由にできるのです
日本国憲法第21条には「表現の自由」が明記されている
政治やどんどん右傾化する中で、憲法を語り、平和を語り、政治を批判する内容は厳しいチェックを受けるようになってきた
ジワジワと国民への弾圧が始まっている気がしてなりません
政府を批判する集会や、デモ行進の中止、はたまた演説会での検問など、表現規制が始まるのでしょうか
日本が戦争に突き進んだ時代は、自由に話せず、国や天皇への批判は「非国民」扱いだった
日本美術会前会長の鯨井 洪さんは
「表現の自由とは、みせたくない側、国や権力とのたたかいです」と語り
右崎まさひろ独協大学名誉教授は
「憲法による表現の自由の保障の中心的意味は、政府に対する自由な批判を保障することにある」と述べています
いまや、表現の自由さえも弾圧しようとする安倍政権
戦時中のような暗黒社会はごめんです
悪政をストップさせるために、みんなで力を合わせて頑張ります!!