熊本視察②(益城町・宇土市)
町に入ると一気に、潰れた家屋が目立ち始めました
震災から6か月も経過するのに、倒れた家がこんなに多くあるのかと驚きます
益城町では、公費解体の対象になる全半壊の家屋は5600軒以上も
1軒の解体作業に2~3週間もかかることもあるそうです
公費解体が進まない原因の一つに、思い出の品が出たら、作業の手をとめてアルバムなど取り出すなど丁寧な対応をしなければならい
いま約300チームの班で解体作業が進めらているそうです
すでにさら地になっている所もあります
ここに住んでいた方はどうされているのだろうか・・・
宇土市にも視察に行きました
庁舎の4階が潰れてしまい、解体工事の最中でした
仮庁舎で発災時の市の対応や、復興に向けての取り組みについて話を伺いました
余震もひどく、災害対策本部はテントで行っていた
4月19日に、市の行政機能を市民体育館アリーナに移して、罹災証明申請窓口や住民表発行窓口業務を行ったそうです
避難者がこんなに多く発生するとは想定しておらず、備蓄品が一日でなくなってしまった
市内15か所の避難所には、最大6455人が避難者
250人の市の職員のうち、避難所に約50名の市の職員が対応をしていた
人(職員)がとにかく足りなかった、と話されていました
どの自治体も、行財政改革で行政職員を減らしています
公務員減らしは、結局は、発災時や復興支援、防災や減災にも大きな影響を及ぼします
これは東日本大震災の教訓でもあります
福山市も新市長は「行財政改革をすすめていく」と明言しています
公務員減らしは、「住民福祉の向上に努める」という本来の市の業務や施策が大きく後退する危険があるのです
被災地の教訓をしっかり学び、福山市行政を良くするために頑張らねば・・・・!