大津方式を学びました!
今日は滋賀県の大津市へ
全国で有名な「大津方式」を学びに行きました
見学をした場所は「明日都浜大津」
1~5階は保健所・男女共同参画センター・医師会・保健所・都市再生課・乳児健診室・子育て総合支援センター・障害者虐待防止センター・地域包括支援センター・社会福祉協議会・老人クラブ連合会・ふれあいプラザなどなど、公の施設
6階は駐車場、7~17階は分譲マンションという建物です
発達障害児の早期発見・早期治療のため健診にとても力を入れてきた、その仕組みを「大津方式」といいます
昭和33年 精神発達相談コーナーを景気に支援の必要な人がこぼれないよう、心身両面から発達をみる科学的・総合的視点が導入され
様々な団体で構成される「大津市乳幼児管理委員会」が整備されました
昭和43年 障害児父母の会が発足。「障害児に療育をの制限により、療育と健診の充実に拍車がかかったのです
昭和49年 乳幼児健診74年方式と、40年の障害乳幼児対策75年方式
この二つを合わせて「大津方式」といいます
「3つのゼロ」(担当者の合言葉)
①受診もれゼロ
②発見もれゼロ
③対応もれゼロ
「3つの鍵」(制度が目指す目標)
①乳幼児期に障害を発見して、治療や訓練につなげる鍵
②2歳代に早期療育と、両親教育をうけることのできる鍵
③3年間の障害児保育を受ける事の出来る鍵
「3つの留意点」(行政担当者が留意すべきこと)
①障害の重い子どもへの支援を優先させる
②医療と教育と福祉を統合させる
③制度間移行に谷間を作らない
この3つの・・・を大切に早期健診・治療・療育や他機関との連携に力を入れてきました
大津市は日本のほぼど真ん中の位置にあり、福山市と同じ中核市、細長い市です
保健所で出先機関として、市内に7か所の「すこやか相談所」があります
そして、市内3か所に「子ども療育センター」を設置
生後4か月健診を市独自で実施
1歳6か月健診が法律上行うのですが、大津市は1歳9か月健診にしています
また、虫歯を防ぐ取り組みとして、2歳6か月健診を独自に行っています
つまり、大津市では、4か月・10か月・1歳9か月・2歳6か月・3歳6か月の健診を実施
その他にも、赤ちゃん相談会なども行っています
健診には、保健師・発達相談員・小児科医師・歯科衛生士・栄養士など多くの専門職で対応しています
健診に力を入れているので、発達支援を要する乳幼児は把握率は高い
平均で、障害3パーセント、発達障害7パーセント
健診者のうち、約1割が支援が要すると発見されるのです
そこから、必要な療育などにつなげ、いかに二次障害を起こさせないかが大切で
子どもだけでなく、親への教育にも力を入れています
また大津市では、「乳幼児健康カード」を作成
4か月健診から主学前までの健診内容などが記録され、一貫して子どもの状態が把握できる仕組みになっています
この健康カードは
小学校に入学するまでは、各地域の「すこやか相談所」に保管
小学校~中学3年生までは、「子育て総合支援センター」で保管
支援が必要と把握されていない子どものカードは中学卒業で廃棄
課題があると子どものカードは永久保存するそうです
療育も教育も連携して支援ができるという独特の取り組みをされていました
ん~なるほどなぁ・・・
とても勉強になります
福山の発達に課題がある子どもたちへの支援体制をどのように充実させるか
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