「訪問の家・朋」を視察しました
今日は横浜市にある、「訪問の家 朋」に行きました
昭和47年に、横浜市中村小学校に特殊学級として、訪問学級を設立
その後、子どもたちが学校を卒業したときに、子どもたちの行き場がない
せっかく生きていくために、教育を受けるのに、教育の場がすんだら
また、家庭に戻る、母と子どもの生活に戻るのはおかしい!
と、設立に尽力され、
障害者地域作業所「朋」を設立されたのです
作業所やグループホーム、地域活動ホームや、高齢者施設関係など多く事業を展開しています
今日は、その中の、「訪問の家 朋」
重症心身障害者の通所サービスです
フロアには、大勢のメンバーさん(利用者のこと)が集まり
お祭りに出店するかき氷の試作品を食べることに
胃ろうをしている人もおられ、実際に口にすることは困難な人も・・・
しかし、スタッフの方が、一人ひとりの様子をみながら、声をかけ
シロップを一緒に選びます
「つばさ」という別の部屋へ行くと・・・
数名のメンバーさんと、一人ひとりにスタッフが付き添い
私たちを出迎えてくれました
自分で言葉がハッキリ出ない人がほとんど
でも、目を上向きにすることで「イエス」のサイン
表情の緩みや、緊張、笑顔など様子を読み取り
スタッフは「今はこういう返事ではないかな~?」と
相手にも気持ちを確認をしながら、コミュニケーションをされます
その、意思疎通の取り方は、本当に素晴らしい!
しかし、変に「障害者」と意識している様子ではなく
専門職としてもちろん、気をつけて援助をされているけど
とても自然に、スタッフさんとメンバーさんが関わっている
何だか、とても感激しました
地域の中で、人は人の中で育つ、という説明をされましたが
積極的に施設から出て
空き缶の回収をして、缶をプレスし、アルミ缶を売り収益をあげる
また、コーヒーのカスで染物をする
様々な形で、メンバーさん本人が地域に出て、地域の人に声をかけてもらい
交流をする
そして、わずかだけど給料をもらい
自分がしたいこと
服を購入したり、親にプレゼントを買ったり
お気に入りの女性とデートしたり・・・
重い障害を抱えていても
ふつうに生活をしたい
それを実践していることが本当にすごい!と思いました
報告はまだ続きます!