全障研の全国大会二日目
会場は 専門学校・広島工学院大学校です
すぐそばには広島市立大学があります
分科会は午前9時半~16時半までみっちり!
午前はレポート報告が3つありました
午後は・・・
①障害者や家族の生活実態と課題
②地域でどのような運動が進められているか
③運動を進めるにあたっての、いろんな団体との共同とは
以上3つを、約20人の参加者からそれぞれ意見をだし、司会の白沢 仁さんが質問に答えたり、最近の政府の動向報告などがありました
国は障害者施策を、国連の障害者権利条約の批准に向けて取り組んでいる
しかし、自立支援法をなくし「障害者総合支援法」が成立した中、障害者の権利を本当に保障できた中身なのか、実際はまったく保障できていない
「総合支援法」ではなく「総合福祉法」にして欲しかった、と白沢さん
この「総合支援法」は、具体的な方向性が出ていない
分かっているのは、結局「応益負担」はそのまま残されている
サービスの中身は変わらずで、障害者の範囲が難病がはいる事で少し広がる
まず2013年4月から施行し、3年間様子をみながら考えて方向性が決まるとの事
結局、3年間は今までと何も変わらない
自分達の要求運動のみではなく、いろんな障害者団体などとも連携をもち、他の団体と共同をしつつ幅広く運動を展開をすることが、これからは求められている
自分達の生活や権利を守るためにも、「消費税反対運動」「原発反対運動」なども行いつつ、自分達のことを他の団体に知ってもらうことが大切なんだ、という会場からの強い意見もありました
そして、とてもドキッとした言葉
「障害者の権利を一番妨害をしているのは自治体」
政治をはじめ、行政職員そして議員は、対象となる人たちの生活実態をよく把握し、どんな問題があるか知ることが大事、と言われました
世界の障害者分野今どうなのか、視野を広げることが大切
日本は今よりさらに福祉分野を後退させようとしている
「世界の平均並みよりも低い、これをせめて世界並みにする運動と闘いが必要」という白石さんのアドバイスに、参加者みんな納得の表情でした
まだまだ、報告したい内容が盛りだくさんなのですが・・・
今回の大会に参加して、本当に勉強になりました
生きる権利・当たり前に生きる権利を行使するのに、なぜ「サービス」という名の下、料金負担をがあるのか?
食事や排泄介助を「益」とみなすのか?
「生きる・学ぶ・働く・政治参加」・・・権利としてとても大切こと
私は障害者運動の歴史や今の到達や、今後の方向性など、本当に分かりづらかったのですが、
大会参加により、少し自分の頭の中が整理できた気がします
もっと勉強をし、一人ひとりの状況をつかみ、あらゆる人の権利の実現に向けて頑張りたいと思います