保育園の実態
ある私立保育園に行き、最近の保育の内容や、保育士さんの勤務実態などをうかがいました
保育士さんの勤務実態は、園児が居る時間は、先生は休憩がなかなかとれない
園児が昼ねをしている間に、記録をしたり、会議をしたり・・・・
そして、保育の準備をするのも、一苦労でもある
休みも思うようにはとりくにいとの事です
そして、最近は支援の必要な園児が増えてきているとか
支援が必要な子どもさんに付き添えるように、一クラスに一人は別の先生が配置できるようにして欲しい・・・など切々と先生は言われます
子ども子育て新システムの話がもち上がったり、公立保育園から民間保育園へと移管するなど、子育て環境は年々厳しくなってきています
介護保険と同じく、いい保育を受けるにはお金が必要です、とか「官から民へ」など、市町村など自治体の保育責任を放棄しようとするなど、これから子どもたちにとって「安心した保育」を提供できるのでしょうか
保育の仕事は、2つの要素があると言われています
一つは、子ども達を豊かに育て、その発達を保障するという意味の仕事で「発達保障労働」
二つ目は、子どもの気持ちに寄り添い、その人生を共有しケアする仕事で「共感共生労働」(感情労働)
この考え方は、とても大切だと私は思うのです
介護の分野でも共通しますが、人は亡くなるまで「成長」するのです
たとえ、体が老化しても・・・
子ども達を「世話をする」高齢者の「介護をする」という技術のみでなく
介護を通じて、子どもの保育を通じて、かよわせる「心の通ったケア(支援)魂のやりとりを伴う労働(働きかけ)」により、人はいろんな可能性を発揮するのではないでしょうか
魂のやりとりをするには、忙しすぎる現場では無理なのです
しっかり人員体制を整えること
保育・介護・教育などの福祉分野は「お金との天秤」では成り立ちません
保育の現場も本当に大変だ!
保育士さんの声を、行政にしっかり届けなくては・・・と思いました