矢ヶ崎克馬教授を招いて
矢ヶ崎克馬教授は琉球大学の名誉教授です。
さすがに、物理の専門家として、とても分かりやすく被爆の仕組みや現在の原発や放射能汚染の問題について、とてもわかりやすく解説をしてくださいました
先生の話は以下に要約
・鼻血が水道の蛇口を全開したように大量に出る子ども
・中耳炎にかかったり治ったりの繰り返し
・皮膚斑点、口内炎、気管支炎、微熱、下痢、倦怠感などなどの症状がみられている
(ひろ子→これはまるで、原爆後に見られた原爆症と同じような症状ではないか!)
・これはかなりの人が内部被曝をしている可能性を示している
・原子核から放射される放射線は3種類あります。アルファ線、ベーター線、ガンマ線
アルファ線・・空気中では45mm、体内では40μmしか飛ばない。こに間に約10万個の分子を切断
ベーター線・・空気中では1m、体内では約10mm飛び、その間に2万5000個の分子を切断
ガンマ線・・分子切断を行わないので、遠くまで飛ぶ
放射線によって人間の分子を切断をする。この繰り返しで、分子同士が誤って結合をすることで癌となるのです
・外部被曝も危険ではあるが、内部被曝は放射能がついた埃を体に取り込むこと。内部被曝のほうがもっと危険で、内部被曝の実行線量は外部被曝の600倍も!
・埃ひとつにつき放射性物質が1兆個もあるのです!
[emoji:e-53]とにかく、内部被曝を防ぐことです
政府は年間被曝線量を2ミリシーベルトから20ミリシーベルトに暫定的に引き上げました。国民の健康を守るためではなく、原発を守るための数字なのです
「頑張れ日本」と大々的に政府がキャンペーンを流しているけど、「我慢しろ日本」と言っているように感じる、と矢ヶ崎先生[emoji:e-269]
確かに、原発でメルトダウンが起こった情報の遅さ、日本の汚染の実態公表を積極的に政府が行わない、食品の安全性の問題など、どの問題も政府の言っていることは信用できない、と誰しもが思っている
私たち国民が真実と今の政府のやり方をどれだけ気づくか・・・
私たち国民が、市民が声を挙げないと政府は変わりません、と矢ヶ崎教授
今日の勉強会を通じて、核エネルギーのもつ恐ろしさがとても良く分かりました。そして、放射能を出す原発は生き物がいるこの世界には絶対にあってはならない、と強く思いました。
健康被害・原発公害を再び起こさないために、そして、これ以上の被曝者を出さないために、みなさん力を合わせましょう