地域の宝
6小学校と3中学校が対象になっていますが、すべての学区から統廃合反対が表明が出ている
いま学校連合会やPTAから、全市議あてに「学校の存続を」と、手紙が届いています
小規模校ではどんな教育をしているのか?
子ども達の人間関係や学力は?
学校と保護者・地域とのかかわりは?
現場をしっかり見てこよう!と、日本共産党福山市議団は小学校・中学校の視察を精力的に進めています
今日、訪問した学校は山間の自然豊かな町
小学校の全生徒は55名
一つの学年の人数が少ないため、「複式学級」になっている学年もあります
先生の話によると
少人数なので、先生が授業の中で子どもの勉強の進み具合がよく分かる
先生による一方的な授業ではなく、子どもが学習のリーダーとして司会などを行い
子どもの力で学習を進めていくよう工夫しているそうです
子ども達が「勉強が好き」と言っている
その背景にはどんな学習方法が展開されているのか?
「ペア学習」で、隣の子と一緒に検討をするなど、友達の関わり合いながら授業をする
「友達の一緒に勉強ができるのが楽しい」と当校の児童は言っているそうです
すごいですね~!!
先生が「どこが難しいのかな?教えて」と児童に声をかけている
一人ひとりのノートを確認をして、丁寧に指導されている
また、厳しい命令口調ではなく、子どもに寄り添った声掛けをしている
「はい、自分はどう思った?はい、聞いているお友達はそれを聞いてどう思った?」
一人ずつ発表です
自分で考え発表をする
1日に何回も、発表をする機会があるのです
1クラスに35人の授業の場合、一人ずつ発表をしていたら授業が進みませんよね・・・(^^;
分かるまで、分かるように丁寧な授業が出来る・・・小規模校の醍醐味だなぁ・・
「でも、メリットばかりはではなく、デメリットも当然あります」と先生
児童が少ない分、あの子はこういう子だと、友達への見方が固定化してしまい打破できない
人数が少ないから、いろんな考え方にふれあえる機会がすくない
そのため、授業で先生が「○○という意見もあるじゃないかな」と別の見方を出す必要もある
また、先生が児童へ手をかけやすくなるため、子ども達が大人へ依存してしまう
だから将来のために、手をかけすぎない
「必要がなくなった支援は必要ないと」と、気をつけておられるとか
しかし、地域の方と一緒に自然とふれあったり、行事に取り組む
子どもの姿を通して、保護者は学校に信頼を寄せる
本当に大切な教育をしているなぁ・・・
生きる力をつけるため、一定の規模は必要という理由、小規模校はなくそうという福山市
本当にそれでいいでのしょうか?
福山市の教育への姿勢は間違っている、と小規模校の取り組みをみるたびに思います
子ども達がイキイキと目を輝かして、楽しく学校へ通える
地域も保護者も学校を残してほしいと強く要望している
素晴らしい教育を実践している事に誇りを持って存続させるべきではないでしょうか
「本校の子の、将来に向けての力をつけさせていきたい」
先生の言葉です
私の子どもが通う小学校は、全校生徒約890人のマンモス校
現場の先生は相当頑張ってくださっています
大規模の良さはあるけれども、大規模すぎると集団としてまとめるのがとっても大変!
授業参観や行事の度に、マンモス校の大変さをヒシヒシと感じます
どの子にも、行き届いた教育を!
小規模を理由に統廃合させるのは許してはならない
学校は地域の宝です