人間らしく生きる
朝いち番は、福山市箕沖町にあるツネイシカムテックス株式会社を視察
(説明を聞いているところ)
午後からは、新人議員研修
市内の御幸町にある「食肉センター」を視察
(白衣を着て、検査室や牛のと畜場を視察)
ツネイシカムテックスも、食肉センターも
とっても内容が濃い内容だったので、別の機会にお知らせしますね!
最後は、私が勤務していた高齢者施設の会議に行きました
2015年に介護保険の改悪させる「医療・介護総合法案」が衆議院を通過
改悪内容をみんなで勉強
福祉削りをどんどん進めている、福山市政について報告
現場の皆さんからも、いろんな思いを聞きました
「今、デイサービスで利用している約3割の人が要支援の人。今後どうなるのか・・・」
「要支援2のあるヘルパー利用者は、今後、ヘルパー利用が出来るのか・・・と心配そうに言われる人もいる
「制度が変わる度に、ケアマネの仕事が出来るだろうかと不安になる。ケアマネは本当にしんどい」
「制度が改悪されたら、包括支援センターやケアマネがますます大変になる」
「福祉の専門学校を卒業した仲間の多くが、離職している」
「福祉はこれから注目を浴びる仕事を言われていたが、反比例して現場はしんどくなってきている」
「このまま黙っているのではなく、現場の自分らが声をあげていきたい」
私は、利用者の声や、介護現場の大変な実態、やりがいのある大事な仕事であることを
現場の人と一緒に行政に働きかけること
福祉を守れを声を一緒にあげていきたい
みんなで頑張ろうと、話をさせていただきました
大変だけど、福祉を守るため、利用者を守るため
自分たちのやりがいのある仕事を守るため
みなさん一緒に頑張ろう~!!
さて、その後、その施設に入所されている女性の部屋を訪問
数カ月ぶりの再会です
90歳の彼女はすっかり弱っていました
私の顔を見るなり
「まあ~元気?頑張っているね」と手を強く握りしめてくれました
彼女との出会いは、今から15年前、彼女が施設に入所した時
その時は、自分で歩き、花を生けたり、俳句を作ったり、他の入居者の面倒をみたり
私に「人生とは」と、語ってくださったり・・・・
「私もすっかり弱ってしまった。介護保険の利用はお金がかかる。貯金もいつまでもつか分からない。これから私はどうなるのか・・・」
と、弱々しく話されます
こんな悲しい言葉を聞いて、胸がとても痛くなりました
人生の最後の最後まで、お金の計算をしながら生活をしなくてはいけない
受けたい介護も我慢しながら・・・・
こんな福祉制度でいいのでしょうか
人間らしく生きる権利が「憲法25条」で保障されているはず
しかし、実態はかけ離れています
福祉制度を何としても良くしたい!
女性の手をさすりながら強く思いました