国民健康保険税・署名を集めます!
福山市は今年度、国保税の引き上げ方針を示しています
前年度と比べて、医療分は1509円、支援分は316円、介護分は1413円の引き上げ
年額115842円にもなります
前年度と比べて、3238円引き上げです
国保に加入してる人は、自営業や未就労の人など
厳しい生活を強いられている人が多いのです
国保税の引き上げは、苦しい生活に追い打ちをかけます
(講師は広島民医連の事務局長の花岡さんです)
日本の医療保険の始まりは、1922年(大正11年)に制定された健康保険法
当時、日本は第一次世界大戦後の不況で、工場の閉鎖や中小業者の倒産が相次いでいました
労働者を保護するために、健康保険制度の創設に踏み切ったのです
企業などで働く事務労働者を対象とした医療保険制度は、1939年(昭和14年)に導入
大きな課題だったのは、それ以外の国民、特に農民の医療をどうするか・・・
1929年(昭和4年)の世界恐慌
1931年(昭和6年)の日本の大凶作の影響で、農村は極度に疲弊し
農民の生活や健康状態は悲惨の一途をたどっていました
「農村は兵隊の供給源」と、言われていましたが、農民の体力は低下する一方
1938年(昭和13年) 国民健康保険法が交付、7月から施行されました
病気になっても医者にかかれない農山漁村のひどい生活実態の改善
都市部だけでなく、全国に医療を普及させる・・・これが法律が作られた目的でした
しかし、当時、日中戦争が勃発
国力増強・・・つまり兵隊を排出するため、国民の体力を向上させるという
もう一つの大きな目的があったのです
兵隊をつくるため国民健康保険でしたが
国民の健康の増進や、医療を保障する制度を作るのは「国の責任」という立場でした
命を守る施策であり、国民健康保険は「社会保障」の一環なのです
今、政治は、社会保障を投げ捨てています
「公費」「公的責任」「公的保険」「民間保険」「「私費」「自己負担」
健康も自己責任
ガンなど成人病になるのも、精神的な病気になるのも自己責任
だから、自分で健康を守りなさい、治療費は自己負担です
これが、政府の考え方です
自己責任ではどうにもならない所まで、私たち国民は追い詰められているのではないでしょうか
命を保障、生活を保障するのは、憲法25条に謳われているように国の責任なのです
国保の国庫負担率を引き上げなくてはいけません!
そして、福山市には国保基金が溜め込まれています
一般会計からの繰入や
県から資金を投入させるなど(広島県は一円も国保会計繰入金をしていない)
命と健康を守る闘いを繰り広げなくてはいけません
国保税の引き下げは、日本共産党福山市議団の公約でもあります
署名を万単位で集め、大きく運動を起こしたいと思います
みなさん、ぜひ署名のご協力をお願いしますね!