視察報告!
かなりハードなスケジュールではあるけど
あれこれ視察が出来て、とても勉強になりました
熊本県庁に行き、「熊本モデル」と言われる
認知症疾患医療センターについて学びました
①認知症の早期発見診療体制の充実
②医療と介護の連携強化
などを目的に、専門医療の提供や初期対応、急性期対応、事例検討会の開催やかかりつけ医の研修会の開催など行っています
県全体を統括する「基幹型」の役割りを担っているのが「認知症疾患医療センター」
地域拠点型として9つ、認知症疾患医療センターが熊本県に設置されています
地域拠点は、包括支援センターやケママネ・介護サービス事業所・かかりつけ医・家族とも連携をし
一体的に支援を行います
9つの地域拠点型の一つ、「くまもと心療病院」の視察にも行きました
認知症センターとして周知が進み
かかりつけ医・包括・介護事業所・家族からの紹介が増え、軽い症状の人の受診が増えてきている
このセンターでの医師やかかりつけ医との連携で、一体的に認知症ケアが行える
受診拒否で来院が難しい場合や、認知症センターの相談員や医師が、受診拒否のお宅へ訪問をする
事例検討を行ったり・・・
(重度の認知症の方が入院している病棟)
医療と介護と家庭の連携することで、住み慣れた地域で過ごす事が出来るように援助をする
県と市が一体的に認知症ケアについて、支援をする体制をつくっているのです
(小規模多機能の施設も見学です)
くまもと診療病院は、認知や精神障害のある方への治療や支援に力を注いています
同じ敷地内にある、「重度認知症患者デイケア・ぎんなん」も視察
見学させていただいた時間は夕方だったため
利用者のみなさんは、帰宅されていました
このデイケアは医療を使って利用されるデイケア
介護保険の認定ではなく、先生の診断により、デイの回数が決まります
私が住んでいる福山市でも1か所だけあったけど
今はもうありません
今後、超高齢化社会を向かえ、認知症の人も比例して増えます
認知になっても安心して生活ができる体制を早急につくる事が求められます
福岡県は、県と市と地域(地域の病院や介護事業所など)が一体的に支援をする「3層構造」
国・県・市が一緒に援助が出来る体制を作る事が必要と強く感じます
介護保険制度は、今後ますます厳しくなる方向ですが
厳しくしている時ではないですよね
現場で一生懸命、認知症の人と関わり、援助する医療・介護・行政の人が安心して働く事ができる
何よりも、認知症になった人が、前向きに生きていける制度が必要です
今回の視察は
「命を守る」「その人らしく生きる」
そのための支援はいかに??が大きなテーマだったように感じます
今回の視察で得たものを、また勉強しなおして、福山市政に生かしていきたいな~!