協議打ち切り!?
福山道路は高速道路で、国・県・市が一体となり進めようとしています
特に、山北地区など周辺地域は、国道2号線も通り、バイパス道路もでき
その上に、福山道路・福山西環状線などが建設されてしまうと環境問題が深刻になる
課題が大きい公共事業なのです
国交省・広島県・福山市が主催する
「福山道路等に関する対応方針党説明会(第11回設計協議)」です
2006年から始まっている設計協議の経過と、地域のみなさんから寄せられた要望について
どう事業に反映させたか、させなかったか、説明が始まりました
住民のみなさんや地権者の方から、意見が出ます
「今でも、車の排気ガスのにおいがして、洗濯物が干せないし環境が悪い。今度、道路ができるともっと道路が近くなり環境が悪くなる」
「新しく作ろうとする連絡道路などは距離は、現在の3倍になり、勾配も12パーセントにもなる。高齢者は老人車でも、車いすでも到底移動できない」
これらに対して、どのようにするのか!
などなど意見が紛糾
「一定の協議に達したと・・・」など国交省の課長は同じ事を何回も繰り返す
まともな答弁がないので、時間ばかりたち住民のみなさんも怒りをぶつけます
予定時間は7時~9時
「そろそろ時間も過ぎましたので・・・」
と、まだ話し合っているのに、貼ってある資料を片付け始める、国交省の職員
「まだ、話しは終わっていない!なぜ、片付けるのか!」
会場からは批難の声の嵐です
私も息を飲み、状況を見守ります
高速道路の影響で、周りの環境がどうなるか、生活道路の設計の課題は
などなど、まったく協議ができていないのに
「今日は時間も過ぎましたので、ご意見は後日、開庁の時に伺います」
と、今日の協議を一方的に打ち切ろうとします
しかも、5~6名の国や市の職員は、会場の廊下に出て終わらせる雰囲気をつくるのです
夜の11時を過ぎました
話しをしていた、国交省の課長は「今日の協議はこれで終わります」
と、一方的にいい、会場を出たのです!
私は初めて、設計協議に出ましたが
こんなにもまともに、住民の意見に応えないやり方をしているとは!
驚きと、衝撃と、ショックと、怒りと・・・・
大型道路ができると、地域住民の生活環境が大きく変わります
まして、排気ガスや騒音など深刻な問題が現在でも起こっているのに
その問題に対して、真摯に向き合おうとしない
これが、いまの国のやり方、行政のやり方なのです
安倍政権になり、公共事業を進める事で経済回復を・・・・
など、言っていますが、経済回復どころか
国民の健康や生活を守る事が出来ない事業は、本末転倒です
いったい誰のための政治なのでしょうか