福祉の心
高齢者福祉専門だったけど、これからは保育も障害者や生活保護の問題も取り組まなくてはいけません
今日の赤旗新聞に載っていた記事
障害福祉施設や就労支援事業所で働く障害者のうちのなんと5割り以上の方が、年収100万円以下
これは「きょうされん」という全国の小規模作業所などがつくっている会が、「きょうされん」加盟の作業所や、全国社会就労センター協議会などの施設で働く、全国の障害者1万人を対象に調査をした結果だそうです
年金・障害手当て・生活保護、賃金、工賃などの収入が100万円以下の人は56.1パーセント
年収200万円以下の人は99パーセントを占めているのです
この事実は、障害者の方々が自立して生活をすることは不可能であること
また、作業所での収入や、障害基礎年金などの基準があまりにも低いことでもあるのです
まさしく貧困層となる本当に厳しいひどい実態です
以前、小児麻痺の60歳代の息子さんを90歳代のお母さんが介護している実態をブログにもご紹介しました
金銭面でもお母さんは心配で「死ぬに死に切れない」・・・このように言われるのですよね
40歳代の現役の男性が脳出血で片麻痺、言語障害、中程度の高次能機能障害となりました
この男性のお世話をさせていただいたことがありましたが
その男性が「何か働きたい」・・・と思っても、実際の就労の場がない
家庭を支えるため妻が必死に働く・・・このような状況のご家庭もありました
「障害者自立支援法」が「障害者総合支援法案」と名前が変わって、国会へ提出されています
応益負担はそのままだし、障害を抱えた人たちの働き場、生活支援の制度は整っているとは言えません
日本という国は弱者には本当に冷たい、記事を読んで改めて痛感です
福祉の心を取り戻す政治をせねば・・・